しぼたん、ダイエットなう。

僕は彼女から「しぼたん」というニックネームで呼ばれています。「しぼう」と「たんそく」を掛け合わせた言葉らしい。短足は直せないけど、脂肪は減らせるはず。ダイエット始めました。

こんなん痩せるに決まってるわ!キックボクシング無料体験。

しぼたんです、こんばんわ。

今日お昼にこんな記事を書いてみた。

yaserusibotan.hatenablog.com

中野にあるキックボクシングジム「トイカツ道場」の門を叩いた僕。

とりあえず入会前に無料体験をしてみた。

ド緊張でジムの扉を開けたら…

朝8時からスタートとのだったので10分前には着けるように自宅を出発。中野が近付くにつれて、どんどん緊張感と不安感が増していった。

ヤンキーしか居なかったらどうしよう…とか、

インストラクターがヤンキーだったらどうしよう…とか

考え始めると僕の脳内はジム内で暴れ回るヤンキー達に支配されていた。

近付くヤンキーの巣窟。「帰ったろうかな」とも思いましたが、僕も男。意を決してジムに入っていきました。もう「ヤンキーだろうがなんだろうが出てこいや」の精神。

金髪タトゥーの強面が2、3人僕を睨んでいる…そんな最悪の状況も覚悟していたけど、全くそんな事はなく(当たり前)、3人の男たちがシャドー、サンドバックなどで黙々と己を追い込んでいた。

「あれ?8時からじゃないの?」と思ったが、その方達はジムの先輩会員さんで、自主練習をなさっていた様子。

ストイックだ。これが闘う男か。

とジムの雰囲気に早くも気圧されていた僕のだった。

僕の不安とは裏腹に…ジムの雰囲気は最高だった。

でもすぐに先輩会員さんの1人が「新しい人?」と声をかけてくださり、僕はすんなり道場の中に入る事が出来た。

すぐにインストラクターの人が僕の元に来てくれた。小柄だけど眼光鋭く、まさに格闘家という感じのインストラクターさん。

僕「無料体験に来ました」

若干ビビりながらそう言った僕に、インストラクターさんは丁寧にジムの中を案内してくれた。格闘技のジムというと小汚いイメージがあったけど、僕の思ったより何倍も綺麗だった。汗臭い匂いも無いし、整理整頓も行き届いていた様な気がする。

何より雰囲気がイイ。皆さん黙々と練習していて空気はピンとしていたけれど、それが心地よかった。適度に会話もあってピリつきすぎていると言う感じでもなかったし。

僕は着替えを済ませ、道場内の広いマットの上に裸足で立つ。固すぎず柔らかすぎず、「これが格闘技をする場所なんだ」と一気にテンションが上がった。

先輩のミット打ち。「音」がキモチイイ!

「始めは何をするのかな」とドキドキしながらインストラクターさんの指示を待っていた僕だった。最初に言われたのはアップを兼ねてエアロバイクをこぐ事だった。

「会員さんのミット打ちをするので漕ぎながら見ていて下さい」

インストラクターさんがミットを構え、3分間のミット打ちが始まった。僕は指示通りその様子をバイクの上から凝視した。

パンッ!

乾いた破裂音がジムに響き渡った。先輩会員さんの右ストレートがミットを捉えたのだ。次は右のミドルキック!更なる轟音が響いた。

僕「(カッコ良すぎる…)」

3分間、僕は釘付けになった。初心者クラスだったので先輩会員さんもそれほどキックボクシング歴が長くないのだろうけど、それでも十分カッコ良かった。何よりミットの音がイイ!聞いているだけでストレス解消になる感じだった。

遂に練習が始まった…

先輩会員さんのミット打ちが終わると遂に練習が始まった。

まずは「構え方」から。

ポイントは「ガードを下げない」こと。

「拳を眉毛の位置ぐらいまで上げたまま」にするのだけど、思った以上にツラい。この状態を動き回りながらキープするんだと思うと、気が抜けない。この構え方の時点で「キックボクシングはかなり集中力が必要」なスポーツだと分かった。

次は「ステップ」。

キックボクシングの動き方は独特だった。

まずは進行方向の足から動かし、後ろの足を追随される。

僕は「バスケのディフェンスと似てるな」と思った。大学までバスケをしていた僕はすんなり出来るかなと思ったが、実際にやってみると身体の軸が安定しない。ふらふらする。僕の身体がいかになまっているか…このステップの練習だけで浮き彫りになった。

しかしインストラクターさんがこう言ってくれた。

「バスケットは格闘技に向いているスポーツ第2位」だと。

やっぱり足さばきがバスケと格闘技は似ているんだそう。

ちなみに第1位は野球。バットを振る時やボールを投げる時の身体の回転や腰の使い方が、パンチやキックに応用できるのだという。

遂に「パンチ」!

そしていよいよ「パンチ」の練習だ。

最初は左ジャブ。

ガードを上げたまま、左足を一歩前に踏み出す。と同時に左拳を突き出す。

文字にするとめちゃくちゃ簡単そうに感じるが、やってみると難しい。そもそもパンチをするという行為に慣れていないので身体がギクシャクしてしまう。記念すべき一発目はぎこちない左ジャブだった。

インストラクターさんの教えによれば、拳が伸びきってインパクトする瞬間まで脱力しなければいけないのだという。力が入ったままパンチすると逆にスピードが落ちてしまうのだという。

これがめちゃくちゃ難しい。脱力しながらパンチというのが頭では分かっているけれど、実際にやってみるとどうしても力が入ってしまう。

僕より小柄なインストラクターさんのパンチはとてつもなく早くて鋭い。脱力をマスターするとこんなパンチが打てるようになるのか…。何万回と打ってきたんだろうなとたった一発の見本で分かった。

続いて「右ストレート」。

後ろに引いた右足の回転と腰の回転、これを右拳に乗せて突き出す。

左ジャブ以上に難しい。身体の回転を意識して右ストレートを打つとどうしても頭が右に流れてしまう。ってことは身体の軸がぶれてるってことだ。軸は常に中心に、バスケと同じなので理解は出来たが、やっぱり実践は難しい。

先輩会員さん達が黙々と反復練習していたのも当然だ。

基本的なパンチがこれほど難しいものなのだ。それこそ何万回と練習していかないと身に付きそうにない高等技術なんだ。

いよいよ「キック」の練習だ!

次はいよいよキックの練習をさせてもらったのだが、それは次回書いていきたいと思う。

構え、ステップ、パンチ。これだけで僕は汗だくだった。

キックボクシングは痩せる!

それは確実にいえる事なので、今回はそれを伝えた所でオリンピック観戦に集中したいと思う笑